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こどもスクールそろばん・かきかた書道・アート

保護者向けコラム|そろばん

そろばんは脳にいい?
わかっていること・いないこと

「そろばんをやると頭がよくなる」「右脳がきたえられる」。そんな話を聞いたことがあるかもしれません。研究でわかってきたことと、まだはっきりしていないことを分けて、そろばん教室の立場からお伝えします。

先に答え:そろばんを続けた人は、数を「珠の形」で頭に思いうかべて計算するようになります。そのとき、ものの形や位置を思いうかべるときに働く脳の場所がよく働いている、という研究もあり、「そろばんは右脳を使う」といわれる理由のひとつです。計算の速さ・正確さや、数の感覚は育ちやすい力です。いっぽうで、「頭がよくなる」とまで言い切れるかは、研究が続いているところです。期待しすぎず、楽しく続けることがいちばんです。

「そろばんは脳にいい」という話は、よく耳にします。習い事を選ぶとき、気になる方も多いと思います。ただ、インターネットには、言い切りすぎた情報もあります。ここでは、わかってきたことと、まだはっきりしていないことを分けてお話しします。

そろばん式暗算のとき、頭の中では

そろばんに慣れてくると、そろばんがなくても、頭の中にそろばんを思いうかべて計算できるようになります。これを「そろばん式暗算(珠算式暗算)」といいます。暗算をしているとき、指が小さく動いている子もいます。

ふつうの暗算は、数を「言葉」や「数字」として頭の中で計算します。そろばん式暗算では、数を珠の形と位置として思いうかべ、頭の中の珠を動かして答えを出します。くわしいしくみは、そろばん式暗算のしくみで紹介しています。

先生のそばで、そろばんの問題に取り組むこども
まずは本物のそろばんで、珠の動きを手と目で覚えます

研究でわかってきたこと

そろばんと脳については、日本でも海外でも研究が行われてきました。

  • 上級者は、珠の形を思いうかべて計算している:そろばんの上級者が暗算をしているときの脳のはたらきを、脳の画像で調べた研究があります。そこでは、ものの形や位置を思いうかべるときに働く脳の場所がよく働いていた、と報告されています。数を「形」として扱っていることが、脳のはたらきからも見えてきたわけです。
  • 子どもを対象にした研究も:海外でも、子どもにそろばん式暗算を練習してもらい、計算の力や、数を頭にとどめておく力などを調べる研究が行われています。

そろばんが「右脳を使う」といわれるのは、こうした、数を形として思いうかべる計算のしかたによるものです。

まだはっきりしていないこと

  • 「頭がよくなる」かどうか:計算の力が伸びることは多くの人が実感していますが、計算以外の力まで広く伸びるかどうかは、研究が続いているところです。
  • どのくらい続ければいいか:研究の多くは、長く練習した上級者や、限られた人数を調べたものです。どのくらいの期間で、どんな変化があるかは、人によってちがいます。
  • 一人ひとりの差:始めた年齢、練習の量、楽しんで取り組めているかなどで、伸び方は変わります。

「そろばんをやれば必ず○○になる」といった言い切りには、少し注意してください。

そろばんで育ちやすい力

脳のくわしいことはさておき、教室で毎日こどもたちを見ていて、確かに育つと感じる力があります。

力そろばんで育つ理由
計算の速さ・正確さ毎回の練習と、その場での丸つけで、正しく速く計算するくせがつく
数の感覚5と10のまとまり、位取りが、珠の位置で目に見える
集中して取り組む力時間を区切って問題に向かう(検定は各種目7分)
「できた!」の自信級が上がるなど、成長が目に見える形でわかる

くわしくはそろばんの効果・メリットや、集中力が続かない子に向く習い事でも紹介しています。

こどもスクールでは「読み書きそろばん」を、計算の技術だけでなく、「やればできる」という自信を育てるものと考えています。週1回60分の授業で、先生がその子に合った課題を出し、できたところを見つけてほめながら進めます。

「脳にいい」より大切なこと

そろばんの力は、楽しく続けた時間に比例して育ちます。「脳のために」とがんばらせるより、「昨日より速くなったね」「この問題、できるようになったね」と、こども自身が成長を感じられることのほうが、ずっと大切です。始める年齢も、早ければ早いほどいいというわけではありません。年長さんからでも、小学生・中学生になってからでも、楽しんで続けられれば、力はきちんと育ちます。

よくある質問

そろばんを習うと、頭がよくなりますか?

計算の速さ・正確さや数の感覚は、そろばんで育ちやすい力です。ただ、計算以外の力まで広く伸びるかどうかは、まだ研究が続いているところで、「必ず頭がよくなる」とは言い切れません。

「右脳がきたえられる」というのは本当ですか?

そろばん式暗算では、数を珠の形として思いうかべて計算します。そのとき、ものの形や位置を思いうかべるときに働く脳の場所がよく働いているという研究があり、「そろばんは右脳を使う」といわれる理由になっています。どのくらい「きたえられる」かは、人によってちがいます。

何歳から始めると、脳にいいですか?

こどもスクールのそろばん教室は、年長さんから通えます。年齢よりも、楽しく続けられるかどうかのほうが大切です。始めどきの目安はそろばんは何歳から始めるのがいい?をご覧ください。

暗算ができるようになるまで、どのくらいかかりますか?

人によってちがいます。まずは本物のそろばんで、珠の動かし方がしっかり身についてから、少しずつ頭の中で計算できるようになります。そろばん式暗算のしくみもあわせてどうぞ。

大人になってから始めても、意味がありますか?

あります。計算の練習として、また集中して手を動かす時間として、大人になってから始める方もいます。こどもスクールには大人のそろばん講座もあります。

わくま君

たのしく つづけるのが、いちばんだよ!

森田 泰斗

この記事を書いた人

森田 泰斗株式会社森田グループ こどもスクール塾長

1972年に豊橋で始まった「森田塾」を引き継ぎ、愛知・静岡の約90教室とベトナム・ハノイ校で、そろばん・かきかた書道・アートを通じて「自分を信じる力」を育てています。教育についての講演・セミナーも行っています。

まずは、無料体験へ

そろばん・かきかた書道は体験無料(約20分・持ち物は筆記用具だけ)。アートの体験は40分・1,000円(手ぶらでOK)。教室の雰囲気や先生との相性を、お子さまと一緒に確かめてください。