保護者向けコラム|アート
子どもの絵画・アート教室、
通うと何が育つ?
「絵を習わせても、将来の役に立つの?」「うちの子、絵が苦手なんだけど」。アート教室で育つのは、絵のうまさだけではありません。育つ力、教室の選び方、向いている子、名画を見て話す「アート哲学対話」まで、教室の経験からお話しします。

学校の図工の時間は、週に1〜2時間ほど。1つの作品に、時間をかけてじっくり向き合う機会は多くありません。また、図工の時間に「上手に描けない」と感じてから、絵を描くのを避けるようになる子もいます。アート教室は、そんな子にとっても、正解を気にせずに手を動かせる場所になります。
アート教室で育つ5つの力
- 自分を表現する力
白い紙には正解がありません。「すき」「こうしたい」を色や形にする経験が、自分の気持ちを外に出す練習になります。言葉にするのが苦手な子ほど、絵や工作が「伝える手段」になります。
- よく見る力(観察力)
花びらの重なり、空の色の変わり方。描こうとすると、ふだん見すごしているものを、じっくり見るようになります。この力は、理科の観察などにも役立ちます。
- 考えて工夫する力
思ったとおりに描けないとき、色を重ねてみる、材料を変えてみる。ためして、失敗して、また考える。答えが1つではない問題に向き合う力が育ちます。
- 伝える力・人の良さを見つける力
作品を見せ合い、「ここを工夫した」と話す。友だちの作品の「いいところ」を見つける。自分とちがう表現を認める経験は、人との関わり方にもつながります。
- 「自分の感じ方でいい」という自信
「その色、あなたらしいね」と認めてもらえる経験は、「上手・下手」で評価される経験とはちがう自信を育てます。これが自己肯定感の土台になります。


「技術を教える教室」と「表現を大切にする教室」
ひとくちに「絵画教室」「アート教室」と言っても、目的はさまざまです。どちらが良い、ではなく、お子さまの目的に合っているかで選んでください。
| 技術を教える教室 | 表現を大切にする教室 | |
|---|---|---|
| 目的 | デッサン・描写力をのばす、美術の受験 | 表現する楽しさ、発想、自信 |
| 進め方 | 課題にそって、描き方を順番に教わる | テーマはあるが、色や描き方は自分で決める |
| 向いている子 | 絵がもともと好きで、もっと上手になりたい子/美術の道に進みたい子 | 絵が苦手・自信がない子/気持ちを言葉にするのが苦手な子/好きなことを見つけたい子 |
こどもスクールのアート教室は、表現を大切にする教室です。「うまく描く」より「じぶんを描く」。絵だけでなく、工作や紙粘土、季節の制作、名画の鑑賞まで、いろいろな表現にふれます。デッサンの技術や受験対策を目的にする場合は、技術を教える教室のほうが合っています。
こんな子に向いています(絵が苦手な子も)
- 絵や工作が好き:好きなことに、たっぷり時間を使えます。
- 自分の考えを、うまく言葉にできない:言葉より先に、色や形で表せます。
- 人前で発表する経験を、少しずつ積ませたい:作品という「話すきっかけ」があると、話しやすくなります。
- 自信をつけてほしい:出来ばえではなく、その子らしさを認めてもらえます。
- 人の気持ちを考えられる子になってほしい:友だちの作品の良さを見つける練習を、毎回します。
絵が苦手な子こそ、向いていることがあります。苦手になったきっかけは、たいてい「上手・下手」で比べられた経験です。比べられない場所で描くと、「描くのって楽しい」を取りもどす子がいます。
名画を見て話す「アート哲学対話」
こどもスクールのアート教室では、ゴッホやモネなどの名画を見ながら、「どう感じた?」「なぜそう思う?」をゆっくり話し合う時間があります。これを「アート哲学対話」と呼んでいます。
名画の見方に、正解はありません。だから、自分の感じたことを、安心して言葉にできます。友だちの意見を聞くと、「同じ絵なのに、そんなふうに見えるんだ」という発見があります。自分の考えを伝える力と、自分とちがう考えを受け入れる力が、いっしょに育ちます。

哲学対話と自己肯定感の関係については、教育対談:哲学対話と自己肯定感、自己肯定感を育てる習い事もご覧ください。
教室を選ぶときのポイント
- 目的が合っているか:技術をのばしたいのか、表現する楽しさや自信を育てたいのか。
- 先生が何をほめているか:体験のとき、先生が「上手だね」だけでなく、「ここを工夫したんだね」と、工夫や過程を言葉にしているかを見てください。
- 作品を見せ合う・話す時間があるか:描きっぱなしではなく、伝える経験があると、育つ力が広がります。
- 通いやすさと費用:曜日・時間・場所、月謝のほかに材料費などがかかるか。
- 体験での、お子さまの表情:いちばん大事なのは、帰り道に「楽しかった」と言うかどうかです。
| 対象 | 小学1〜6年生 |
|---|---|
| 授業 | 週1回・80分(年42回)。前半 16:00〜17:20/後半 17:30〜18:50 |
| 月謝 | 6,500円(税込)。別に設備維持費・塾保険・教材費 1,500円/月 |
| 教室 | 岡崎(竜美台・水曜/針崎・木曜)、豊橋(牧野・水曜)、浜松(広沢・金曜) |
| 体験 | 40分・1,000円(手ぶらでOK)。体験から1週間以内に入会をお申し込みいただくと、初回の費用から1,000円を差し引きます |
よくある質問
絵が苦手でも大丈夫ですか?
まったく問題ありません。「うまく描く」ことが目的ではなく、感じたことを形にする経験を大切にしています。苦手意識があるお子さまこそ、安心してチャレンジしてほしい教室です。
何年生から通えますか?
こどもスクールのアート教室は、小学1年生から6年生までです。年長さんは、そろばん・かきかた書道の教室から始められます。
作品は持ち帰れますか?
絵画作品・紙粘土作品・季節の工作など、年間を通してさまざまな作品を持ち帰っていただけます。年に一度、作品展を行う予定です。
そろばんや書道と一緒に通えますか?
通えます。週1回のペースなので、ほかの習い事と一緒に通っているお子さまもいます。通いやすい曜日・時間帯は、お気軽にご相談ください。

すきな色で、すきなように。きみの絵は、きみだけのものだよ。
まずは、無料体験へ
そろばん・かきかた書道は体験無料(約20分・持ち物は筆記用具だけ)。アートの体験は40分・1,000円(手ぶらでOK)。教室の雰囲気や先生との相性を、お子さまと一緒に確かめてください。


