保護者向けコラム|そろばん
こどもが「そろばんやめたい」と
言ったら
「もう行きたくない」「そろばん、やめたい」。習い事を続けていると、一度はこの言葉を聞くものです。すぐに「やめる・やめない」を決める前に、まず理由を聞いて、できることを整理してみましょう。教室でよく見る理由と、続ける・休む・やめるの考え方、声のかけ方をお伝えします。

そろばんにかぎらず、習い事を続けていると、こどもが「やめたい」と言う日はたいてい一度はやってきます。言われたほうは、「ここでやめさせていいのかな」「続けさせるべき?」と迷うものです。大切なのは、「やめたい」という言葉だけで決めないこと。その言葉の後ろには、たいてい何かの理由があります。
よくある「やめたい」の理由
教室でよく見る理由は、次のようなものです。
| 理由 | よくある様子 |
|---|---|
| むずかしくなった | くりあがり・くりさがり、かけ算・わり算など、新しい計算のしかたが出てきたころ |
| 級が上がらない | 検定に続けて落ちた、友だちに先をこされた |
| 友だち・教室のこと | 仲のよい子がやめた、教室で気になることがある |
| 時間がない・つかれる | 学校やほかの習い事、部活がいそがしくなった |
| ほかにやりたいことができた | 新しい習い事や遊びに、気持ちがうつった |
| なんとなく | 自分でも、はっきりした理由がわからない |
いちばん多いのは、「むずかしくなった」ころです。新しいことが出てくるところは、だれでも一度つまずきます。そこを越えると、また楽しくなる子もたくさんいます。

まずは、理由を聞く
- その場で決めない:「わかった、やめよう」も「だめ、続けなさい」も、いったん置いておきます。
- 具体的に聞く:「いつからそう思った?」「どの問題がいや?」「教室で何かあった?」。理由は、こども自身もうまく言葉にできないことがあります。
- 気持ちを受けとめる:「そう思ったんだね」「むずかしいところに来たんだね」。まずは気持ちをわかってもらえると、こどもは本当の理由を話しやすくなります。
- 先生にも様子を聞く:教室での様子は、おうちで見る様子とちがうこともあります。先生は、どこでつまずいているかを知っています。
理由ごとに、できること
- むずかしくなった
先生に伝えてください。どこでつまずいているかを見て、説明のしかたや練習のしかたを考えます。おうちでは、できるようになったところを見つけて、言葉にしてほめてあげてください。
- 級が上がらない
「次の検定まで」と、目標を区切るのもひとつの方法です。合否だけでなく、「前より何点上がったか」に目を向けると、成長が見えやすくなります。こどもスクールの検定は年4回(3・6・9・12月)なので、3か月ごとに挑戦できます。
- 友だち・教室のこと
まずは先生に相談してください。こどもがおうちで話したことを伝えてもらえると、教室でも気にかけることができます。
- 時間がない・つかれる
1週間の予定を、いっしょに見直してみましょう。いそがしい時期が一時的なら、少しのあいだ休む(休会)という方法もあります。
- ほかにやりたいことができた
新しいことに興味をもつのは、すてきなことです。両方続けられるか、どちらを先にするか、こどもといっしょに考えてみてください。
- なんとなく
「次の級」「暗算で何問」など、小さな目標をいっしょに決めると、気持ちが切りかわることがあります。
続ける・休む・やめるの考え方
| えらび方 | こんなとき |
|---|---|
| 続ける | 理由がはっきりしていて、先生と話してできることが見つかったとき |
| 休む(休会) | 学校行事・受験・体調などで、一時的にいそがしいとき |
| やめる | 理由を聞いて、先生とも話して、それでも本人の気持ちが変わらないとき |
やめると決めたときは、「ここまでがんばったね」と、続けてきたことを認めて区切りをつけてあげてください。そろばんで身についた計算の力や、「練習したらできた」という経験は、やめてもなくなりません。
こんなときは、無理に続けない
習い事に行く前になると体調をくずす、泣いていやがる、眠れないなど、こどもの心や体に負担が出ているときは、続けることにこだわらず、まず休むことを考えてください。そのうえで、先生に様子を伝えて、いっしょに考えましょう。
よくある質問
「やめたい」と言われたら、すぐにやめさせたほうがいいですか?
すぐに決めず、まず理由を聞いてみてください。「むずかしくなった」など、先生に相談すれば変わる理由も多くあります。理由を聞いて、先生とも話して、それでも気持ちが変わらないときに決めても遅くはありません。
「続けなさい」と言っていいのでしょうか?
一方的に続けさせるより、「次の検定まではやってみよう」など、こどもといっしょに区切りを決めるほうが、気持ちよく取り組めます。区切りまでがんばれたら、そのときにもう一度話し合いましょう。
しばらく休むことはできますか?
できます。毎月10日までのお申し出で、翌月から休会できます(最長3か月まで)。再入会のときの入会金はいりません。教室が満席の場合は、お待ちいただくことがあります。
退会の連絡は、いつまでにすればいいですか?
毎月10日が締め切りです。たとえば10月10日までのお申し出で10月末の退会、10月11日のお申し出で11月末の退会になります。本部に公式LINEかお電話でご連絡のうえ、教室の先生に退会届をお出しください。
何級まで続ければいいですか?
決まりはありません。一般には珠算検定の3級以上を目標にする人が多いですが、級よりも、こども自身が「やってよかった」と思えることが大切です。級の目安はそろばん検定の級と受け方でも紹介しています。

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