保護者向けコラム|かきかた書道
字がきれいになる習い事
かきかた書道で、何がどう変わる?
「ノートの字が読めない」「名前がきれいに書けない」。字は、才能ではなく「持ち方・姿勢・筆順・形」の4つで決まります。かきかた書道で何がどの順番で変わるのか、どのくらいかかるのか、おうちでできることまで、教室の経験からお話しします。

字がきれいにならない本当の理由
「うちの子は字が下手で」と相談されるとき、字そのものを見る前に、私たちは鉛筆の持ち方とすわり方を見ます。字が読みにくい子のほとんどは、持ち方が深すぎたり、親指が前に出ていたり、紙に顔が近すぎたりしています。持ち方が合っていないと、線を思った方向に引けません。つまり、字が下手なのではなく、書きにくい持ち方で書いているのです。
次に多いのが筆順です。筆順がばらばらだと、形が毎回変わり、字が安定しません。そして最後が「形」。「口」の縦の線は内側に、「大」の最後ははらう。こういう形の決まりは、教わらないと身につきません。学校の書写は時間が限られているので、ここまで一人ひとり見てもらえないことが多いのです。
かきかた書道で変わる4つのこと
- 持ち方
鉛筆の持ち方を、最初に直します。小さい子ほど早く直ります。持ち方が整うと、線がしっかりして、筆圧も安定します。
- 姿勢
背すじ・紙の位置・ひじの置き方。姿勢は字だけでなく、集中力にもつながります。「書く時間は、すわる時間」が、おうちの勉強にも活きます。
- 筆順
正しい筆順で書くと、字の形が自然に整います。学校で習う漢字の筆順を、お手本で確かめながら書きます。
- 形
「とめ・はね・はらい」、線の長さ、字の中の空間。お手本をよく見て、自分の字とどこが違うかを見つける「観察する力」が育ちます。
硬筆(鉛筆)と毛筆(筆)、それぞれの役わり
| 硬筆(鉛筆・かきかた) | 毛筆(筆・書道) | |
|---|---|---|
| 直接効くもの | ノート・テスト・名前など、毎日の字 | 「とめ・はね・はらい」の力加減、字の形の感覚 |
| 育つ力 | 正しい持ち方・筆順・形 | 集中力、観察力、落ち着き |
| 年齢 | 年長さんから | 年長さんの1月ごろから(筆ペン・水書きで準備) |
「ノートの字をきれいにしたい」なら硬筆が直接効きます。でも、筆で「はらい」の力加減を体で覚えると、鉛筆の線も変わります。両方学ぶと、お互いに良い影響があります。だから、こどもスクールは「かきかた書道」として両方を教えています。



どのくらいで変わる?
| 1〜2か月 | 持ち方と姿勢が整う。「線がしっかりしてきた」と感じる保護者の方が多い時期 |
|---|---|
| 半年 | 筆順が安定し、ひらがな・習った漢字の形が整う。学校の書写の課題が楽になる |
| 半年〜1年 | ノートやテストの字が変わる。「読みやすくなった」と学校の先生に言われる子も |
| 1年〜 | 昇級・昇段。速く書いても崩れにくくなる。書道コンクールに出す子も |
字は、本人が「きれいに書けた」と感じた瞬間に変わります。だから、おうちで「汚い」と言うより、教室で「ここがきれいだね」と言われる経験が要ります。
左利き・字をいやがる子・高学年から
左利きの子:鉛筆は左手のままで、持ち方と紙の置き方を工夫します。毛筆は本人と相談しながら、右手で練習することもあります。無理に直すことはしません。
字を書くのをいやがる子:「下手だから見られたくない」が理由のことが多いです。教室では、まず持ち方を直して「線が引ける」実感を作ります。小さな「できた」から始めると、書くのをいやがらなくなります。
高学年・中学生から:遅くありません。理解が早いので、持ち方のくせさえ直れば、半年で見違える子が多いです。中学生は行書も学びます。
おうちでできること
- 持ち方だけ見る:字の良し悪しより、持ち方と姿勢だけを声かけします。「鉛筆、ねかせて持てたね」。
- ゆっくり書く時間を作る:名前を書くときだけでも、「ゆっくりでいいよ」。速さは、あとからついてきます。
- 「ここがきれい」を見つける:1文字でいいので、良いところを言葉にします。字は、ほめられた字から変わります。
- お手本を見る習慣:教室のお手本やテキストを、おうちでも机に置いておくと、見る習慣がつきます。
よくある質問
硬筆だけ習うこともできますか?
こどもスクールのかきかた書道は、硬筆と毛筆の両方を学ぶ教室です。年長さんの間は硬筆が中心で、毛筆は様子を見ながら始めます。「毛筆はまだ不安」という方も、まずはご相談ください。
学校の書き初めや硬筆展の課題も見てもらえますか?
見てもらえます。学校の書写の課題も教室で取り組めます。夏休みには、短期のレッスンを開くこともあります。
持ち物と月謝は?
持ち物は筆記用具と書道セット(毛筆を始めるときに)。月謝は年長さん・小学生4,600円、中学生5,500円(税込)。別に設備維持費1,100円/月、入会金4,800円(ごきょうだいは2人目から無料)、教材費がかかります。
何歳から始められますか?
鉛筆のかきかたは年長さんから、筆は年長さんの1月ごろからが目安です。くわしくは習字(かきかた書道)は何歳から?をご覧ください。

一画一画、ていねいに。きれいな字は、いっしょうの たからものだよ。
まずは、無料体験へ
そろばん・かきかた書道は体験無料(約20分・持ち物は筆記用具だけ)。アートの体験は40分・1,000円(手ぶらでOK)。教室の雰囲気や先生との相性を、お子さまと一緒に確かめてください。

