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こどもスクールそろばん・かきかた書道・アート

保護者向けコラム|かきかた書道

冬休みの書き初め、
上手に書くコツ

冬休みの宿題の「書き初め」。何枚書いてもうまくいかず、親子でぐったり…ということもよくあります。上手に書くいちばんのコツは「いきなり清書しない」こと。準備するもの、お手本の見方、冬休みの練習の進め方、おうちの方ができることを、かきかた書道の教室からお伝えします。

先に答え:いちばんのコツは、いきなり清書しないことです。お手本をよく見る → 一字ずつ練習する → 全体を通して書く → 清書は集中できるうちに数枚。この順番で進めると、少ない枚数でも、ぐっと良い字になります。

書き初めは、新しい年に初めて筆で字を書く、昔からの行事です。今では、冬休みの宿題や、3学期の始めの「書き初め会」として取り組む学校が多くあります。ふだんより大きな字を、決まった紙にバランスよく書くので、子どもにとってはむずかしい課題です。でも、コツと順番さえ押さえれば、だれでも上手になります。

まず確かめること(学校の課題)

書き初めは、学校や学年によってやり方がちがいます。書き始める前に、学校からのプリントで次のことを確かめておきましょう。

  • 課題の文字とお手本:何という字を書くか。お手本は配られているか。
  • 紙の種類と枚数:半紙か、細長い書き初め用紙か。清書用の紙は何枚あるか。
  • 毛筆か、硬筆か:学校の毛筆の書写は、小学3年生から始まります。1・2年生は鉛筆やペンで書く「硬筆の書き初め」のことが多いです。
  • 名前の書き方:学年・組・名前をどこに、どう書くか。
  • 出す日と出し方:折ってよいか、丸めて持っていくか。

準備するもの

ものポイント
書道セット筆・墨汁・すずり・文鎮・下敷き。学校で使っているものでOK。細長い紙のときは、長い下敷きがあると書きやすい
新聞紙たくさん。下に広く敷くのにも、練習用の紙にも使える
練習用の紙半紙や、清書と同じ大きさの紙。最初の練習は新聞紙でも大丈夫
汚れてもいい服墨は落ちにくいので、そでの長さにも注意
乾かす場所書いた紙を平らに置ける場所。床に新聞紙を敷いておく

上手に書く5つのコツ

  1. お手本を「見る」時間をとる

    書く前に、お手本をじっくり見ます。字の大きさ、字と字のすき間、線が長いところ・短いところ。指でお手本をなぞって、筆の動きをたしかめるのも効果があります。上手な子ほど、書く前によく見ています。

  2. 字の位置を、先に決める

    紙に対して、字がどこに入るかを先に決めます。練習用の紙を軽く折って、字が入る場所の目安をつけると、字の大きさがそろいます(清書用の紙に折り目をつけてよいかは、学校のきまりに合わせてください)。

  3. 筆を立てて、大きく書く

    筆に墨をたっぷりふくませ、すずりのふちで整えてから書きます。筆はまっすぐ立てて持ちます。大きな字のときは、ひじを机から少しうかせて、うで全体で書くと、のびのびした線になります。

  4. とめ・はね・はらいは、ゆっくり

    字の印象は、線の終わりで決まります。「とめ」はしっかり止めてから筆をあげる。「はね」は一度止めてから、すっとはねる。「はらい」は力をぬきながら、最後まで筆をはなさない。ここだけ、いつもより少しゆっくり書きます。

  5. 名前まで、ていねいに

    本文は上手に書けたのに、名前でくずれてしまうことはよくあります。名前は本文より小さく、下をそろえて書きます。名前も、本文と同じように練習しておきましょう。

冬休みの練習の進め方

一日で全部やろうとすると、つかれて字がくずれます。1日20〜30分くらいを、何日かに分けるのがおすすめです。

いつやること
冬休みの前課題・お手本・紙の枚数を確かめる。足りない道具をそろえる
冬休みの前半一字ずつ練習。むずかしい字、とめ・はね・はらいを重点的に
冬休みのなかごろ全体を通して書く。字の位置と大きさ、名前の場所を決める
年が明けたら清書。集中できるうちに数枚書いて、いちばん良いものを選ぶ

書き初めは、昔から1月2日に書くならわしがあります。清書をこの日にすると、気持ちも新たに書けます。

1・2年生の「硬筆の書き初め」

鉛筆やペンで書く書き初めも、コツは同じです。

  • マスの真ん中に、同じ大きさで:ひらがなは漢字より少し小さめに書くと、全体が整って見えます。
  • 鉛筆は学校の指定に合わせて:指定がなければ、こいめの鉛筆にすると、力を入れなくてもはっきり書けます。
  • 消しゴムでこすりすぎない:紙がよれてしまいます。まちがえたら、新しい紙に書き直すほうがきれいです。
  • 持ち方と姿勢:持ち方がくずれていると、線がふるえます。くわしくは鉛筆の正しい持ち方と、おうちでできる直し方へ。

おうちの方ができること

  • 書く場所をつくる:新聞紙を広く敷いて、「汚れても大丈夫」な場所を用意するだけで、子どもはのびのび書けます。
  • 手をそえて書かない:書き初めは、本人の字で出すものです。手伝うのは、お手本の見方をいっしょに見るところまで。
  • 良いところから先に言う:「このはらい、きれいだね」。良いところを先に見つけると、次の1枚の字が変わります。
  • つかれたら、おしまい:何十枚も続けて書くと、字はかえってくずれます。「今日はここまで」と区切りましょう。
  • 平らにして乾かす:書いた紙は重ねずに、新聞紙の上で平らに乾かします。
こどもスクールではかきかた書道の教室で、学校の書写の課題(書き初めなど)にも取り組めます。また、毎年1月には、小学生が学年ごとの課題を教室の授業中に書いて出品する書道コンクールがあります。お手本の書き方は、YouTubeの「書き方のコツ動画」でも確かめられます。

よくある質問

何枚くらい書けばいいですか?

清書は、学校から配られた枚数に合わせます。練習は新聞紙や練習用の紙で、一字ずつ・全体と分けて書きます。枚数より、1枚ごとにお手本と見くらべて「次はここを直そう」と考えながら書くことが大切です。

失敗した線を、上からなぞって直してもいいですか?

書写では、一度書いた線を上からなぞる「二度書き」はしないのがきまりです。少しくらい失敗しても、一筆で書いた線のほうが、いきいきした字になります。

左利きの子は、どうしたらいいですか?

毛筆は、本人と相談しながら右手で練習することもありますが、無理に直すことはしません。くわしくは字がきれいになる習い事の「左利き」のところをご覧ください。

墨で汚れるのが心配です。

新聞紙を広めに敷き、汚れてもいい服で書きましょう。墨汁は、すずりに少しずつ出すと、こぼしたときも広がりにくいです。

書き初めのために、習字を習ったほうがいいですか?

冬休みの宿題だけなら、この記事のコツでも十分に上手になります。ふだんのノートの字もきれいにしたい、筆に慣れておきたい、という場合は、教室で習うと持ち方や筆の使い方から身につきます。何歳から始めるかは習字(かきかた書道)は何歳から?へ。

わくま君

お手本を よーく見てから、のびのび書こうね!

森田泰斗

この記事を書いた人

森田 泰斗株式会社森田グループ こどもスクール塾長

1972年に豊橋で始まった「森田塾」を引き継ぎ、愛知・静岡の約90教室とベトナム・ハノイ校で、そろばん・かきかた書道・アートを通じて「自分を信じる力」を育てています。教育についての講演・セミナーも行っています。

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