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こどもスクールそろばん・かきかた書道・アート

保護者向けコラム|かきかた書道・豊橋

豊橋の競書大会(競書会)
ガイド

豊橋市の小中学校で、毎年秋にある「競書大会(競書会)」。何を書くの? いつあるの? 賞はどう決まるの? 豊橋の小学校のホームページや学校だよりをもとに、しくみと、学年ごとの書き方のコツ、おうちでの練習のしかたをまとめました。

先に答え:豊橋の競書大会は、学校のお手本に、どれだけ近く書けるかをきそう大会です。1・2年生は鉛筆(硬筆)、3年生からは筆(毛筆)。いちばんのコツは、書く前にお手本をよく見て、「そっくりに」書く練習をすることです。

豊橋の小学校に通っていると、秋に「競書会があるよ」「宿題プリントで練習してきてね」と言われることがあります。学校のホームページでは「豊橋市小中学校児童生徒競書大会」と書かれていることもあり、豊橋の市立の小中学校で取り組まれている行事です。

この記事は、豊橋市の小中学校のホームページ・学校だより・学年通信(2023〜2026年度)に書かれていることをもとにまとめました。くわしいやり方は、学校によってちがいます。必ず、学校からのお知らせで確かめてください。

練習に使える、こどもスクールの無料のプリントとお手本はこちらです。

競書大会って、どんな大会?

  • 全校で取り組む:1年生から6年生まで、全員が書きます。中学校でもあります。
  • 授業の時間に書く:本番は、学校で決めた日の、授業の1時間です。「校内競書大会」「競書会」と呼ぶ学校もあります。
  • 1・2年生は鉛筆、3年生からは筆:1・2年生は鉛筆で書く「硬筆」、3〜6年生は筆で書く「毛筆」です。3年生にとっては、はじめての毛筆の競書大会になります。
  • 練習は、書写の授業と宿題プリント:本番までの数週間、学校の書写の時間や、家でのプリントで練習します。
  • 審査は「お手本に近いほどよい」:自由にのびのび書くというより、お手本そっくりに書けているかが見られます。学校のブログでも、子どもたちが何度もお手本と自分の字を見くらべながら書く様子が紹介されています。

いつあるの?

例年、9月下旬から12月上旬のあいだです。日にちは学校ごと、学年ごとにちがいます。

年度学校だより・ブログに出ていた時期
2023年度9月下旬〜10月中旬の学校が多い
2024年度9月下旬〜10月上旬の学校が多い
2025年度10月中旬〜12月上旬。11月の学校が多い
2026年度(予定)10月上旬〜中旬(学年ごとに日を分けている学校)、11月9日〜20日(2週間かけて行う学校)などの例

お子さんの学校の日にちは、学校の行事予定(毎月のおたより)や学年通信で確かめられます。本番の1〜2週間前から、宿題プリントが出ることが多いです。

学年ごとに、何を書くの?

課題は、学年ごとに決まっています。同じ年の同じ学年なら、学校がちがっても同じ字という例が多く見られます。下は、学校のホームページや学校だよりに出ていた例です。

学年書くもの課題の例(年度)
1年生鉛筆(硬筆)・マスのある縦書きの紙「ことしは、かぞくみんなで、はつ日を見ました。大きくて、とてもきれいでした。」(2024)
2年生鉛筆(硬筆)「お正月に、妹とたこあげをしました。青い大空に、たこが高く上がりました。」(2024)
3年生筆(毛筆)・はじめての競書大会の毛筆正月(2024・2025)
4年生筆(毛筆)元気(2023・2024)
5年生筆(毛筆)出発(2024・2025)
6年生筆(毛筆)・半紙希望(2025)
中学生筆(毛筆)1年 栄光・2年 喜びの声・3年 美しい自然(2023〜2025)

課題は、年によって変わることがあります(5年生が「初春」だった年もあります)。今年の課題とお手本は、学校で配られるものを使ってください。

1・2年生の硬筆は、ひらがなと漢字がまじった「文」を書きます。お正月やたこあげなど、冬の行事の文が多いのも特徴です。3年生からの毛筆は、2字の言葉を書きます。4年生の「元気」のように、はね・はらい・そり・まげなど、注意するところがたくさん入った字が選ばれています。

本番は、学校で配られたお手本に合わせて書きます。こどもスクールのお手本は、筆に慣れるための練習用です(字の形が、学校のお手本と少しちがうことがあります)。

賞は、どう決まるの?

学校だよりに出ていた例では、次のような賞があります。

賞数(例)表彰
特選(金賞)各クラス1人市の表彰
入選(銀賞)各クラス2人市の表彰
佳作(銅賞)特選・入選に準ずる作品学校の表彰
  • 表彰の時期:11月の朝会や、12月の終業式・1月の始業式のときに賞状がわたされます(学校によってちがいます)。
  • 作品の展示:12月の個人懇談会のころに、教室の前の廊下や学年の掲示板に作品をはり出す学校が多いです。懇談会のときに、ぜひ見てあげてください。
  • 学年の代表作品:学年の代表の作品が、こども未来館(ココニコ)に展示された年もあります(2024年10月)。

賞の名前(金・銀・銅/特選・入選・佳作)や数は、学校によって少しちがいます。

1・2年生(鉛筆)のコツ

  1. 鉛筆は、学校の指定に合わせる

    「Bか2Bの鉛筆を用意してください」という学年通信がありました。こい鉛筆だと、力を入れなくても、はっきりした線が書けます。本番の前の日に、何本か削っておきましょう。

  2. 練習から「消さずに書く」

    本番では、原則として消しゴムを使わない学年があります。練習のときから、消しゴムに頼らず、ゆっくり1字ずつ書くくせをつけておくと安心です。

  3. マスの真ん中に、同じ大きさで

    ひらがなは漢字より少し小さめに書くと、全体が整って見えます。「、」「。」の位置も、お手本と同じところに。

  4. 名前も作品のうち

    名前を漢字で書くときは、「習った漢字だけ」と決めている学年もあります。どう書くか、学校のお知らせで確かめておきましょう。

  5. 持ち方と姿勢

    持ち方がくずれていると、線がふるえたり、字が小さくなったりします。くわしくは鉛筆の正しい持ち方と、おうちでできる直し方へ。

3年生から(筆)のコツ

  1. 書く前に、お手本を「見る」

    審査は「お手本に近いほどよい」。字の大きさ、字と字のすき間、線の長さ・太さを、書く前にじっくり見ます。指でお手本をなぞって、筆の動きを確かめるのも効果があります。

  2. 2つの字の位置を、先に決める

    2字を書くときは、上の字と下の字が同じくらいの大きさで、まん中にそろうように。練習用の紙を軽く折って、字が入る場所の目安をつけると、字の大きさがそろいます。

  3. とめ・はね・はらいは、ゆっくり

    課題の字には、注意するところがたくさん入っています。線の終わりだけ、いつもより少しゆっくり書くと、お手本に近づきます。

  4. 3年生は、道具に慣れることから

    はじめての毛筆の競書大会です。筆の持ち方、墨のつけ方(つけすぎない)、半紙の置き方に慣れるだけでも、ぐっと書きやすくなります。

  5. 名前まで、ていねいに

    本文は上手でも、名前でくずれてしまうことはよくあります。名前は本文より小さく、下をそろえて書きます。

おうちでの練習のしかた

いつやること
宿題プリントが出たら課題の字と、本番の日にちを確かめる。鉛筆・筆・墨汁など、道具がそろっているか見ておく
本番の2週間前〜1日10〜15分。1字ずつ、むずかしいところを練習。書いたら、お手本とならべて見くらべる
本番の1週間前〜全体を通して書く。字の位置・大きさ・名前の場所を決める
前の日鉛筆を削る、筆を洗っておく、墨汁の残りを確かめる。練習はかるく、早めに寝る
  • 手をそえて書かない:作品は、子ども本人の字で出すものです。手伝うのは、お手本の見方をいっしょに見るところまで。
  • 良いところを先に言う:「このはらい、お手本そっくりだね」。良いところを先に見つけると、次の1枚が変わります。
  • たくさん書きすぎない:何十枚も続けると、字はかえってくずれます。「今日はここまで」と区切りましょう。

鉛筆の練習には、こどもスクールの硬筆プリント(無料ダウンロード)、筆の練習には書道お手本(無料ダウンロード)も使えます。

こどもスクールでは豊橋市内の公民館などで、かきかた書道(習字・硬筆)の教室を開いています。鉛筆の「かきかた」と筆の「書道」の両方を学び、競書大会や書き初めなど、学校の書写の課題にも取り組めます。

よくある質問

金賞(特選)をとるには、どうしたらいいですか?

審査は「お手本に近いほどよい」という基準です。上手に見せようとくずして書くより、お手本の字の形・大きさ・位置に、どれだけ近づけるかが大切です。書く前によく見て、書いたらお手本とならべて「どこがちがうか」を1つずつ直していきましょう。

本番の日は、どうやって知ればいいですか?

学校の毎月の行事予定や、学年通信に書かれていることが多いです。同じ学校でも、学年ごとに日がちがうことがあります。

課題の字は、毎年同じですか?

同じ字が何年か続くこともあれば、変わることもあります。今年の課題とお手本は、学校で配られるものを使ってください。

練習用の紙は、どうしたらいいですか?

鉛筆は、宿題プリントや、マスのある紙で練習します。筆は、最初の練習は新聞紙でも大丈夫です。本番に近づいたら、本番と同じ紙で書きましょう。

競書大会のあとには、何がありますか?

冬には、書き初めがあります。3学期のはじめに「書き初め会」をする学校や、6年生が大きな筆で書く「大書の会」をする学校もあります。冬休みの練習のしかたは冬休みの書き初め、上手に書くコツへ。

競書大会のために、習字を習ったほうがいいですか?

この記事のコツと、学校の宿題プリントでの練習でも、十分に上手になります。ふだんのノートの字もきれいにしたい、筆に慣れておきたい、という場合は、教室で習うと、持ち方や筆の使い方から身につきます。何歳から始めるかは習字(かきかた書道)は何歳から?へ。

わくま君

お手本を よーく見て、そっくりに書こうね!

森田 泰斗

この記事を書いた人

森田 泰斗株式会社森田グループ こどもスクール塾長

1972年に豊橋で始まった「森田塾」を引き継ぎ、愛知・静岡の約90教室とベトナム・ハノイ校で、そろばん・かきかた書道・アートを通じて「自分を信じる力」を育てています。教育についての講演・セミナーも行っています。

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