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こどもスクールそろばん・かきかた書道・アート

保護者向けコラム|そろばん

そろばんは意味ない?
よくある不安に、正直に答えます

「電卓があるのに」「学校で習わないのに」「やめたら忘れるのでは」。そろばんを続けるか迷ったとき、保護者の方が感じる不安はだいたい同じです。意味がある場合と、正直に言って向かない場合、やめどきの目安まで、教室の経験からお話しします。

先に答え:「計算のため」だけなら、意味は小さい。「数のイメージ・集中・自信を育てるため」なら、意味は大きい。向かない子もいます。本人が楽しんでいないのに続けさせることには、私たちも賛成しません。見分け方とやめどきを、下で具体的に書きます。

そろばん教室を50年あまり続けてきた私たちが、「そろばんは意味ない?」という問いに答える記事を書くのは、少し変に見えるかもしれません。でも、この問いは本当によく聞かれますし、「意味がない」と感じたまま続けるのは、お子さまにも保護者の方にもつらいことです。良いことだけを並べるのではなく、正直にお話しします。

「意味ない」と言われる5つの理由と、実際のところ

① 電卓やスマホがあるから、計算できなくてもいい

本当です。大人になって、そろばんで計算する場面はほとんどありません。ただ、そろばんで育てているのは「計算そのもの」ではなく、数を量としてイメージする力と、時間内に集中して正確にやり切る習慣です。電卓があっても、「この答えはだいたい合っているか」を感じる力は要りますし、集中する習慣は、計算以外のすべてに使えます。

② 学校では習わないから、成績に関係ない

学校の算数のテストに、そろばんの問題は出ません。でも、くり上がり・くり下がりでつまずく子、計算のまちがいが多い子は、数の量感が弱いことが多く、そこにそろばんは効きます。「算数のテストで計算ミスが減った」「算数の時間に手が挙がるようになった」という声は、保護者の方から多くいただきます。

③ 学校の筆算と混ざって、混乱する

最初の数か月は、本当に混乱する子がいます。だから教室では、「学校のやり方も正しい」と先生が声をかけ、両方を使い分けられるように進めます。ほとんどの子が2〜3か月で自然に切りかえられます。ここで「やっぱり意味ない」とやめてしまうのが、いちばんもったいないところです。

④ やめたら忘れる

珠の動かし方は、たしかに忘れます。でも、数の量感と集中の習慣は残ります。目安は3級。3級まで続けた子は、大人になっても暗算ができる人が多く、履歴書にも書けます。逆に、数か月でやめると、ほぼ何も残りません。「続けるなら3級まで」が、私たちの正直なおすすめです。

⑤ お金と送り迎えが大変

これは事実です。だからこそ、意味がある子・ないタイミングを見きわめてほしいと思います。こどもスクールは週1回60分・月4,600円(年長さん・小学生)で、地域の公民館など家の近くで開いているので、送り迎えの負担はできるだけ小さくしています。

そろばんに意味がある場合

  • くり上がり・くり下がりでつまずいている、指を使って数えている:数を量としてイメージできるようになると、つまずきが減ります。
  • 集中が続かない、最後までやり切れない:決まった時間で決まった枚数に向かう練習が、集中の習慣になります。
  • 自信がない、「どうせできない」と言う:級というスモールステップで、「自分の努力で合格した」経験を積めます。
  • 数字が好き、暗算に憧れている:伸びます。珠算式暗算は、そろばんでしか身につきません。
こどもスクールでは「計算が速くなる」より、「できた!」を積み重ねて自分を信じる力を育てることを目的にしています。先生が一人ひとりの進み具合を見て、その子に合った課題を出し、その場で丸つけをします。

正直に言って、向かない子・意味が出にくい場合

  • 本人がまったく楽しんでいない(毎回いやがる、教室で泣く):半年〜1年あけて、もう一度体験してみてください。無理に続けると、そろばんも算数もきらいになります。
  • 目的が「学校の先取り」:そろばんは学年を先に進める学習ではありません。その目的なら、別の学習のほうが合っています(そろばんと公文、どっちがいい?)。
  • 数か月だけ試して終わるつもり:最初の級までに半年〜1年かかります。短期で結果を求めるなら、合いません。
  • 文章題や図形が苦手で、計算は困っていない:そろばんは計算と数の量感に効きます。文章題・図形は別の練習が要ります。

やめどきの目安と、やめ方

やめてよい目安3級に合格した/本人が「やり切った」と感じている/ほかに本気でやりたいことができた
もう少し続けたい目安級の合格が近い/「やめたい」が一時的(友だち関係・疲れ)/算数のテストで変化が出始めている

やめどきは、親が決めるより、本人と話して決めるのがいちばんです。「次の検定まで」「3級まで」と区切りを決めると、本人も納得しやすくなります。こどもスクールでは、休会(お休み)の制度もあるので、迷ったら本部にご相談ください。

「意味があった」に変わる、続け方のコツ

  1. 結果より、通っていることをほめる:「今日も行けたね」「最後までやったね」。級は、あとからついてきます。
  2. 学校の算数とつなげて話す:「それ、そろばんでやった10のおともだちだね」。本人の中で、そろばんと算数がつながります。
  3. 検定を小さなお祝いにする:合格したら、家族で「できた!」を喜ぶ。自信は、ここで育ちます。
  4. 先生に相談する:つまずきは、先生がいちばんよく見ています。「最近いやがる」と伝えてもらえれば、課題の出し方を変えられます。

よくある質問

そろばんをやると、筆算ができなくなりませんか?

なりません。学校の筆算は学校で身につきます。そろばんは、その土台になる数の量感を育てます。最初の混乱は2〜3か月で落ち着きます。

何年続ければ「意味があった」と言えますか?

集中の習慣は1〜3か月、計算の変化は半年〜1年、暗算は1〜2年が目安です。「3級まで」続けると、力が一生残りやすいです。

親がそろばんをやったことがなくても、フォローできますか?

できます。おうちでやってほしいのは「がんばったね」と言うことだけ。教え方は先生に任せてください。

一度やめて、また戻ることはできますか?

できます。休会の制度もありますし、戻ってくる子もいます。まずは本部(0120-39-3836)にご相談ください。

わくま君

つづけるか、まよったときは、先生にそうだんしてね。いっしょに考えるよ!

森田泰斗

この記事を書いた人

森田 泰斗株式会社森田グループ こどもスクール塾長

1972年に豊橋で始まった「森田塾」を引き継ぎ、愛知・静岡の約90教室とベトナム・ハノイ校で、そろばん・かきかた書道・アートを通じて「自分を信じる力」を育てています。教育についての講演・セミナーも行っています。

まずは、無料体験へ

そろばん・かきかた書道は体験無料(約20分・持ち物は筆記用具だけ)。アートの体験は40分・1,000円(手ぶらでOK)。教室の雰囲気や先生との相性を、お子さまと一緒に確かめてください。