こどもたちに幸せになってほしい


皆さんこんにちは。こどもスクール塾長の森田泰斗です。
私たちこどもスクールは、大切なお子さまをお預かりし、そろばん・かきかた書道教室での声かけや指導を通じてこどもたちの教育に携わっています。

私たちの強い思いは、より多くのこどもたち、そして保護者の皆さまに、私たちとの関わりの中から幸せになっていただきたいということです。

弊社の企業理念は、
「教育を通して、日本そして世界のより多くの人に夢と希望をもたらし、幸せな社会づくりに貢献すること。そして弊社に関わるすべての人に愛ある絆でつながること」です。

幸せの3つの条件とは

さて、皆さん突然ですが「幸せ」ってなんでしょうか?

健康でいること、美味しいものを食べること、お金持ちになること、笑顔で生きることなどなど、それぞれの方にそれぞれの幸せがあると思います。

私たちには、過去・現在・未来という概念がありますが、今を感じて生きることはとても大切ですね。
例えば、目の前にある美味しいものを味わって感じ、幸せを感じる!とてもいいと思います。
一方で、毎日不幸を感じて不平不満で生きている方もいらっしゃいます。

果たして、人生において本当の意味で一生大切にできる「幸せ」とは何でしょうか?

 

こどもスクールには、幸せに生きるための3つの条件があります。

1つ。「自己受容」…ありのままの自分を受け入れること
2つ。「他者信頼」…周りの人を信頼できること
3つ。「他者貢献」…周りの人の役に立てている(自分を犠牲にすることなく)
※アドラー心理学理論に基づいています

 

この3つが満たされていると私たちは「幸せ」を感じ、充実した人生を過ごすことができます。
例えば、どんなに良い環境に満たされていても、自分に劣等感を感じていたら、幸せではありません。
例えば、自分の周りには、自分の敵と思えるような人ばかりという感情を持っていては、幸せではありません。
例えば、自分の存在、そして自分がやっていることがだれの役にも立てていないと感じていたら、幸せではありません。

 

そして、これら3つの条件を満たし、幸せを感じるレベルを上げていくことで、私たちは日本人や外国人を問わず、みんながつながっていることを感じることができ、満たされた気持ちになります。これを「共同体感覚」と言います。

これは「自分だけ」が幸せになるのではなく、家族、学校や会社の人たち、地域の人たち、日本人、世界中の人たち・・・のようにより高い抽象度で「幸せ」を感じるということです。

弊社の企業理念には「日本そして世界のより多くの人に夢と希望をもたらし、幸せな社会づくりに貢献すること」という言葉、そして「弊社に関わるすべての人に愛ある絆でつながること」という言葉があります。

わたしたちこどもスクールは、お通いいただいているお子さんたち、保護者さま、そして先生たちみんなが3つの条件を満たし、幸せな人生を過ごしていただきたいと心から願っています。

こどもスクールでは、先生たちに定期的に研修やセミナーを行なっています。
研修では、3つの条件を先生たち自身が理解し、それをお子さまへの指導にも活かしています。

こどもたちの自立とは

こどもたちが3つの条件を満たすためには、成長過程で「自立」していくことが大切です。

では、こどもたちの「自立」とは何でしょうか?

「自立」とは、
1つ。保護者(通常は親)の保護から精神的に独立して、
1つ。自分のことを信頼しながら、
1つ。社会(他者)との適切で建設的な関係を作って生きていくこと。

ー親の自立が大切ー

お父さん、お母さんが自分のこどもを心配するあまり、自分の経験などから「こうすればうまくいく」「この進路にすすみなさい」と伝えることはこどもにとって大きなプレッシャーになります。また時代が親の世代よりも早く進んでいる現在では、価値観も変わってきています。
必要と思われる情報や条件を与えてあげて、こどもたちを信頼する姿勢が大切です。

ーこどもを無条件に信頼するー

もちろんこどもたちは、経験がないので失敗することもあります。でもその失敗も良い経験になります。こどもたちを信頼してあげることでこどもたちは大きな安心感を持ちます。
そのためには、お父さん、お母さん自身が自分を信頼する必要があります。私たちは自分自身を信頼することができないまま他の人、こどもたちを無条件で信頼することができないからです。

ー親も完璧でないことを認め、こどもといっしょに成長ー

完璧な人などどこにもいません。そして完璧でなくてもいいんです。
育児をしているとお母さんはつい「自分は完璧にやらなければ」などと思いがちです。
失敗もしますが、その失敗から人は成長することができます。
「完璧でない自分を認める勇気を持つ」ことができるといいですね。
そして、お父さん、お母さんもこどもたちと共に成長することができますね。

ーほめるのではなく、勇気づけるー

「勇気」とは、困難を克服する力のことです。
「ほめる・叱る」とは、上の人が下の人を評価するときの行動です。ほめる・叱るを繰り返すとほめられない・叱られないと行動できない人になってしまいます。
家族は、何でも言える関係、タテの関係ではないヨコの関係のチームです。ヨコの関係からこどもたちを勇気づけてください。勇気づけは、こどもたちに困難を克服する力を与えるのです。

ーこどもを心から信頼して、親が自立ー

大切なのは、最後に決めるのはこどもたちに決めさせることです。
「それでこどもは不安にならないか」と心配されるお父さん、お母さんがいらっしゃるかもしれませんが、話し合いや日々のコミュニケーションの中で自分がいつも味方でいることを伝えていれば、それだけでこどもたちは勇気が出ます。
このような環境で育ったこどもは、自分の選択に責任感を感じるようになり、その結果、それをやり切った時には達成感を強く感じるようになります。
すると自分で自分を好きになり、自信を持って自立していくことができるのです。
親も完璧ではない自分を認め、こどもの話に共感し、勇気づけていきましょう。

しん「ぱ」い(心配)、ではなく、しん「ら」い(信頼)してあげることが大切です。