塾長あいさつ

保護者の皆様へ

今の時代は、何もかもがスピードを求められる時代です。お子さまの習いごとでも、「どれくらい早く上達したか」「目に見える成果が出たか」が気になるのは、当然のことと思います。
私たちも、そろばんの技術や美しい文字を書く力など、「見える力」を伸ばすことには、一切の妥協をしません。

1. 本当に大切な力とは

けれど、私たちはいつも考えています。
十年、二十年先の未来、変化の激しい社会をお子さまがたくましく、そして笑顔で生きていくために、本当に大切な力は何だろうか――と。
それは、どんな困難にも「自分ならできる」と信じられる心。
周りと比べて落ち込むのではなく、「自分は自分のままでいい」と思える自己肯定感。
そして、まわりの人への感謝を忘れず、自分の力で誰かを幸せにできる喜び。
私たちは、こうした「見えない力」こそが、人生を支える幸せの土台になると信じています。

2. “心の根っこ”を育てる時間

そろばんの珠をひとつずつ動かす時間。
お手本と向き合い、一画一画を丁寧に書く時間。
それは単なる技術の練習ではなく、自分の心と静かに向き合いながら、「できた!」という小さな成功を積み重ねていく大切な時間です。
その積み重ねが、やがてお子さまの中に「自分軸」という、ぶれない心の根っこを育てます。
木の根は目には見えませんが、深く広く根を張った木は、どんな風にも倒れず、美しい花や実をつけます。

3. こどもスクールが目指すもの

こどもスクールは、そんな“心の根っこ”を育てる場所です。
目に見える成長を喜び合いながら、その先にあるお子さまの未来を見つめ、一人ひとりの心に栄養を注いでいきます。
結果が出るまでに少し時間がかかるかもしれません。
けれど私たちは、お子さまの10年後、20年後の未来に責任を持つつもりで、日々の指導に取り組んでいます。

4. 共に、お子さまの未来を育む

この想いに共感してくださる皆さまと共に、
お子さまの未来を育んでいけることを、心から願っております。